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気が向いたら思いついたことを書いてみます
人にはそれぞれ得手というものがある。諸氏奉祝歌を捧げた中に、巌谷小波のみ俳句を奉呈したことがあった(文献名失念)。ある人の出版祝いの歌を求められ、都々逸を出したところ、「それは困る」と断られた人もいた(文献名失念)。
『重宝』(明治二十八年一月)には、次の記述がある。
東京木挽町弐丁目に僑居せらる霧垣夢文叟といへる雅び男は夙に「どゞいつ」の野卑淫靡なるを憂ひ之れが改良に努めらるゝこと数年大ひに進歩の効ありとて昨年三月九日両陛下廿五年の大典を祝せんとて宮内省へ献詠せられたる情哇(いわゆるどゞいつ)左に
 鶴は巣籠り亀啼く庭に朝日照り添ふ松の花
霧垣夢文は仮名垣魯文の高弟である。「どどいつ」に拒絶反応を示す人も多かった時代だが、これだけ品よくできていれば文句は出ないだろう。
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小泉武夫『灰と日本人』(中公文庫)は、予想どおり、『灰の文化史』の改訂版であった。末尾に「文学と灰」の章がある。昔話、詩、『今昔物語集』があった。生活と密着していた割には、随筆などのないのはどういうわけだろうか。
今日、郵便局に行ったついでに、スマートレターのことを尋ねた。やはり10月以降も180円のまま据え置きだという。ということは、今迄割高な料金を支払っていたということなのだろうか。
奥山儀八郎著『珈琲遍歴』の見返しに「かうひい異名熟字一覧」が載せられているという。
https://blogs.yahoo.co.jp/fiwayama/12842957.html
出典・典拠を除き、宛字のみ列挙すると、次のとおり。(●はパソコンで出ない漢字)
 1 コッヒイ
 2 波无(バン)
 3 保宇(ボウ)
 4 比由爾宇(ビユニウ)
 5 比由无那阿(ビユンナア)
 6 比由无古於(ビユンコオ)
 7 古●〈王二つ+門構えに「寸」〉比伊(コツヒイ)
 8 古●〈王二つ+門構えに「寸」〉比伊豆(コツヒイビーン)
 9 コーピ
10 蛮人煎飲する豆
11 都児格(トルコ)国の豆
12 各比伊(コツヒイ)
13 コヲヒ豆
14 歌兮(コーヒイ)
15 迦兮(カツヘイ)
16 可喜(カヲヒイ)
17 カウヒイ
18 コーヒイ
19 煎りひき粉にして飲料にする豆
20 哥非乙(コツヒイ)
21 哥兮(コツヒイ)
22 骨喜
23 架非
24 珈琲
25 黒炒豆(コーヒマメ)
26 骨喜(コーヒー)
27 珈啡
28 哥喜(コーヒー)
29 過希(コーヒー)
30 香湯
31 過稀(こうひい)
32 雁喰豆
33 ●〈口ヘンに膏〉呸
34 コオヒー
35 加非
36 和蘭豆
37 アメリカ豆
38 豆の湯
39 架菲
40 茶豆(カウヒン)湯
41 膏喜
42 コーシー
43 可非
44 茄菲
45 扁豆
46 山牛蒡の実
47 煎豆湯(コーヒイ)
48 唐茶(コーヒ)
49 唐
50 カツフヘエー
51 加菲(コーヒー)
52 㗎啡茶
53 架啡
54 茶豆(コツフヰイ)
55 加啡
56 骨非(コホピ)
57 滑非
58 滑否
59 コフイー
60 香湯
61 可否
番外 皐蘆(なんばんちや)
番外 唐茶
末尾には、
版権所有 松戸市下矢切一九三歌兮亭・版画家奥山儀八郎 禁転載
とある。その前には、
昭和十七初版・卅一年二版・卅九年増補第五版番外共63
とある。
昭和十七年初版では番外共四十三組であった。
日本郵便の料金が10月から変わる。改定案内にはスマートレター(180円)のことが載っていない。
日本郵便のホームページを見ても、スマートレターについては記載がない。
https://www.post.japanpost.jp/fee/simulator/kokunai/one_two.html
https://www.post.japanpost.jp/service/2019fee_change/index.html
スマートレターは10月以降も180円のままなのだろうか。不可解。
古書を注文したところ、「店頭で売れてしまいました」という回答や、理由なしの「キャンセル」ということが時々ある。7月6日に注文した本は、「紛れてしまいました」「本が見つかりません」ということでキャンセルとなった。ところが、9月3日になって「見つかりました」という連絡が入った。4冊2,000円でさえ安いのに、500引きで1,500円となった。こちらとしては有難い。向こうにしてみれば、在庫管理が不充分であったために500円損したことになる。パソコンで在庫管理している古書店は全体の何割ぐらいあるのだろうか。
山手線に置き忘れの280万円、清掃員ネコババ
https://news.livedoor.com/article/detail/17033894/
という記事があった。驚いたのは横領ではなく、280万円が入る財布というものが存在するのか、ということ。280万円を持ち歩くような生活をしているなら、山手線には乗らず、タクシーで帰ったらよさそうなものだ。
灰のエッセイはないかと探したところ、礒清『随筆 吉備暖話』(昭和二年)に、「灰皿の灰」というのがあるのを知った。ところが実物を見ると、「灰皿の灰」は章題で、「先生の咳」「痣」「枕頭」「首のない人」「塗師屋の話」の五話を括るものであった。どこにも灰の話は出てこない。「灰皿の灰」とはどういう意味か。どうせ捨てられて(忘れ去られて)しまうような、しょうもない話、という意味の謙辞か。
今日は、小泉武夫に『灰の文化誌』『灰と日本人』の著作があるのを知った。後者は前者を文庫化したものだろうと推測し、後者のみ注文した。この人は発酵学者らしい。
病気になることを、
不快 所労
不例 御悩 不予
などという。
明治時代の雑誌に、
主人はさいつ頃より竪児に襲われいまだ褥裡に呻吟してあり
とあった。「竪児に襲われ」とは病気のことを指しているのだろうが、辞書に見当たらない。「竪児」「豎児」を病気のことと記述した書物に出会えるだろうか。
韓国文大統領側近で法務部長官候補に指名された曺国(チョ・グク氏が、記者会見席上、三菱鉛筆ジェットストリームを使っていたことが一部で話題になっている。黒一色なのが残念。2019年新発売の三色を使ってもらいたかった。
https://livedoor.blogimg.jp/masorira-kabu/imgs/f/3/f35dfe99.jpg
三菱鉛筆は、三菱UFJ銀行などの三菱グループとは無縁。当然、三菱重工とは全く関係ない。
某雑誌細目集覧に、
臼春歌
とあった。これは
臼舂歌
の間違いだ。
「臼」は常用漢字だが、「舂」は違う。「春」と似ているから間違えやすいが、このような専門的な本で間違えるのはよくない。
ある本を読んでいたら、『書物関係雑誌細目集覧』という本があるのを知らされた。ネットで調べると、二冊で500円というので、購入した。送料を入れても1100円。自分と同趣味同方向の記事を掲載した雑誌の目次を見るのは楽しい。ついつい欲しくなる。『東京新誌』の復刻が二冊で三千円なので買ってしまった。「日本の古本屋」を見ると、同じものが最高で12,600円になっている。4倍の差。1万円近い差。
本の地の部分に「Ⓑ」という赤印のついたものを買ったことがある。ウィキペディアの「ゾッキ本」の項に、
ゾッキ本は新本として再流通するのを防ぐために、天または地に色マジックによるゾッキ線、または奥付などに丸に「B」もしくは「済」の字が打たれた「B印」や「済印」を押下することで瑕疵が付けられる。
とあった。何百、何千という本に印を押すのは大変だ。誰がこれをやるのだろうか。赤印をつけたとしても、
天地につけられたインクがあまりしみていない場合は、古書店で販売する際にグラインダーまたは紙やすりを掛けて印をつけた部分を削り、美品として販売することがある。
というふうにしたらわからないし、印を押した人の労苦が水の泡となる。どうしてこのようなシステムがあるのか、不可解。
背中に「戮力同心」と大きく筆文字で書いたTシャツを着た男がいた。「戮力同心」とは初めて見た。調べると、「一致団結」と同じような意味らしい。「一致団結」ではありふれているので、常用漢字でない「戮」を含んだ熟語にしてみたのか。
四字熟語Tシャツというのがあるらしい。
https://www.google.com/search?q=%EF%BC%B4%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%84+%E5%9B%9B%E5%AD%97%E7%86%9F%E8%AA%9E&tbm=isch&source=univ&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwj5spGApbPkAhVRx4sBHVpPDhIQsAR6BAgHEAE&biw=1342&bih=962
四字熟語ではないが、「忖度Tシャツ」があるかどうか調べたら、あった。
https://www.google.co.jp/search?hl=ja&tbm=isch&source=hp&biw=1342&bih=962&ei=iqZtXbvSKdqYr7wP7NOmkAM&q=%EF%BC%B4%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%84+%E5%BF%96%E5%BA%A6&oq=%EF%BC%B4%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%84+%E5%BF%96%E5%BA%A6&gs_l=img.12..0i8i30.2465.2465..3682...0.0..0.77.77.1......0....2j1..gws-wiz-img.kHiQOUakdtQ&ved=0ahUKEwi7v-aTprPkAhVazIsBHeypCTIQ4dUDCAU
加藤秀俊が、『明治メディア考』(中公文庫)の中で、
西洋の新聞には「オムバドスマン」というのがあります。つまり、記事とか経営方針とか、その他もろもろのことについてのお目付役です。
と言っている。
「オムバドスマン」とは「オンブズマン」のことではないかと思い、ウィキペディアを見ると、
オンブズマン(スウェーデン語: ombudsman [ˈɔm.bʉːdsˌman] 原義は「代理人」、英語発音: [ˈˈɑmbʌdzmən])とは、行政機関を外部から監視し、行政機関による国民の権利・利益の侵害に対する調査及び救済の勧告を図る公職。行政機関を監視する公的オンブズマンを指す。
と書いてある。
私はネイティブの発音を聞いたことがないので、「オムバドスマン」「オンブズマン」のいずれが原音に近いのか、わからない。
加藤秀俊が、『明治メディア考』(中公文庫)の中で、
日本ほど蔵書家のいる国はほかにないのじゃないですか。〈中略〉それだけ裾野の広い読書人口があって、それぞれ買った本を自分の家の本棚に所蔵している。〈中略〉外国の大学の先生の家へ行ってみたって、本はきわめて少ない。そのかわり、本は図書館のものを使うものだという観念になっているんですね。つまり、日本人は書物に対する所有欲が格段に高い国民なんじゃないのかな。
と言っている。
これも昔の話になるのではないか。出版社の倒産が続き、漫画は売れるものの書籍はあまり売れない。売れてもデジタル版だ。そのうち古書店の廃業が続くのではないか。
キューピッドと天使(エンジェル)との違いがよくわからないが、明治初期の錦絵新聞(新聞錦絵)のタイトル横に描かれることが多い。
東京大学大学院情報学環・学際情報学府図書室には、明治七年七月発行の「東京日々新聞」第一号の錦絵新聞があり、タイトルには両側にエンジェル(キューピッド)が描かれている。
http://www.lib.iii.u-tokyo.ac.jp/collection/ono_sn/22.html#N003
全部を見たわけではないが、東京日日の新聞錦絵タイトルは、このスタイルを踏襲しているようだ。
この東日新聞錦絵のタイトル横に描かれた天使は背中に翼を有し、少年なので、キューピッドだとするならば、既に明治七年の段階で描かれていたことになる。ただし、弓矢は持っていない。
弓矢を持ったキューピッドは、もう少し後になるかもしれない。
山口昌男『内田魯庵山脈』(晶文社)329ページに、
三田平凡寺は、〈中略〉芝車町の七番地に明治九年七月十日に誕生した。〈中略〉明治二十九年の春、父が死んだ。その頃、隣に鶯亭金升と名乗る戯作者が移ってきた。
とある。
しかし、金升が芝区高輪車町八十二番地二号に転居したのは、明治三十六年十二月三十日である。「その頃」というには離れすぎている。金升は、明治二十七年十二月三十日から明治三十三年一月三十日までは、京橋区元数寄屋町二丁目十一番地に住んでた。
某駐車場前の歩道で鼠が口を開いて死んでいた。轢死か薬殺か。明治時代なら第一発見者が喜んで交番に届けるのだろうが、今はどう処理されるのだろう。気の利いた人がドブ板を上げて、溝に放り込むぐらいか。昭和期の随筆で、道路に猫か犬の死骸があって、車に轢かれ続け、スルメのようにペチャンコになり、そのうち姿形もなくなった、といのを読んだことがあるが、今はそんなことはないだろう。平成期、某焼鳥屋の周囲を大きな鼠が徘徊しているのを見たことがあるが、令和に至って鼠を見るとは思わなかった。
沼波瓊音『大疑の前』に、「訳」として、
「ひきつくろひて」女の許へ手紙を書く、と云言源氏に多く見ゆ。これを現代語に訳せむとするに、「気取つて」にては厭味の態度に思はれ、「心を籠めて」にては形を美しくする方の意が無く、「改まりて」にては艶気が映らず、よき適当の現代語無きに窮せり。外国文を訳する人、斯る事多く遭遇することなるべし。
とある。
今、源氏は措いておいて、『蜻蛉日記』に、
歎きつつひとり寝る夜のあくる間はいかに久しきものとかは知ると、例よりはひきつくろひて書きて、移ろひたる菊に挿したり。
とあるが、この「例よりはひきつくろひて」をどう訳すか。瓊音の例示によって「いつもより気取って」「いつもより心を籠めて」「いつもより改まって」としても、ピッタリこない。現代語訳は難しい。
梅田の古本屋を紹介するページがあった。
http://nekokiti.sakura.ne.jp/magazine/bookmap2f.html
第1ビルが全てを象徴している。
大阪駅前第1ビル1階の南側、高尾書店、植村書店、浪速書林、土田書店の4軒の店が並んでいましたが、 植村書店は2002年7月に、土田書店は2003年7月に閉店しました。また浪速書林は店頭販売をやめ通販専門になってます。そして最後に残った高尾書店も2006年4月に閉店し、ついに店頭営業する店が全てなくなっています。
若い頃は、高尾書店に時々行った。第3ビルの杉本梁江堂にも時々行ったが、2007年に南森町に移転したとのこと。ネットで古書買いをするようになってから、古本屋に足を運ぶことがなくなった。
山口昌男は『内田魯庵山脈』39頁に、
『我楽多珍報』以来の採算を度外視して雑誌を発行するという病は、明治二十三年一月、同好の士と雑誌『しののめ』を発刊するという形で再燃した。更に二十六年春『今模様』を出している。『本道楽』『珍報』までは追いかけることができたが、これらの雑誌はどこを探せば出てくるのか推定することが不可能である。
と書いている。
しかし、明治の新聞雑誌なら、東大明治新聞雑誌文庫を探すのが第一だろう。今はネットで簡単に調べられるが、山口の執筆当時既に『東天紅』なる目録があった。『しののめ』『今模様』ともに東大明治新聞雑誌文庫にある。因みに『しのゝめ』第1号は、明治二十三年ではなく、明治二十二年十二月二十日発行である。
「灰」をテーマにした俳文はないかと見たが、『風俗文選』『鶉衣』には見当たらない。
子供の頃は、花咲爺の話があり、自宅の火鉢・炬燵にも灰があった。七輪からも灰が出た。テレビの時代劇では「灰神楽三太郎」という人物が登場した。煙草をやめてから、「灰」にお目にかからない。
江戸時代の随筆類や明治期の雑誌を探せば、「灰」の考証・戯文があるかもしれない。
荷風に「出版惣まくり」という文章がある。「出版」ではなく「出版」と書いた所に荷風の意図がある。登場するのは、
春陽堂・博文館・金港堂・新声社(新潮社)・冨山房・三省堂・籾山書店・中央公論社・岩波書店・新生社・鎌倉文庫・河出書房
「政治家」を馬鹿にする時、「政治屋」と言ったりする。「八百屋」は「青果商」となった。今、「○○屋」を標榜する店は少ないのではないか。しかし、「○○不動産」とあっても、私はどうしても「不動産屋」と言ってしまう。
Google Mapで麻布を見ると、麻布十番の所に紫の太い点線がたくさんついていて、
麻布十番納涼まつり・今日
と書いてある。しかし、この文字をクリックしても地元の祭情報ページには飛ばない。昨日今日祭があるということしかわからない。
全く同じ昨日今日、「寺内まつり in 緑地公園駅北側駐車場 寺内夏物語」がある。Google Mapで緑地公園を見ても、麻布のような表示は出ていない。麻布十番商店街はGoogleに広告料を払っているのだろうか。
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