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気が向いたら思いついたことを書いてみます
昨年買った古書の中に、二重函が何点かあった。函をつけるだけでうっとうしいのに、二重の函をつけるとは信じがたい。二重函のついたものに限って頑丈な製本で分厚い表紙だ。どういうわけなのだろう。古書として買うぶんには、痛みが少ないのでいいが。英語の本はさほど見ていないが、洋物・横文字で函入というのはあるのだろうか。本の函というのは日本人が考え出したものだろうか。
帯は洋書にあるのかしら。これも日本人が考えだしたものか? 本にカバーをつけ、帯をつけ、更に書店では自前のカバーをつけたりする。これが文化というものなのか。
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「ファミレス」どこが好きですか
http://news.livedoor.com/article/detail/15809882/
という記事があった。
一位ガスト、二位サイゼリヤだという。
私は両方一度だけ入ったことがあるが、二度と行きたくない。ガストは食べている途中から空になった皿を下げて行く。気分のよいものではない。サイゼリアはひどい味だった。

私の舌がオカシイのか。
金鱗堂(尾張屋清七)の切絵図で、町家はグレーで示され、町名が書かれるだけで、どこに何屋があるのか、どこに誰が住んでいるのかはわからない。
しかし、例外は必ずあるもの。「番町大絵図」の麴町六丁目に「切エヅ板元金鱗トウ」(実際は「切エゾ」となっている)と自店の所在地を示したというのは有名な話。自分の所だけ書いたのではマズイと思ったのか、麴町三丁目には「助惣」と書いてある。これは「助惣焼」の店で、どら焼きの先祖のようなもの。
「助惣」とだけ書いて「橘屋」という店名までは書いてない。江戸の名物餅菓子。道路を隔てた麴町三丁目北裏の「おてつ牡丹餅」は書いてない。店の規模に差があったのか。
ネット記事を見ていると、時々意味不明の言葉にぶつかる。今日は「レイヤーの皆さんやミニスカ」の人は寒さに注意、とあったが、「レイヤー」がわからない。検索してもそれらしき意味がない。次のページで、「コスプレイヤー」の略語だということがわかった。
https://mayonez.jp/topic/1031030
「車中泊」というのは聞いたことがあるが、「駐泊サービス」という広告を見た。調べると、飲食店でアルコールを飲んだ人が、そのまま駐車場(夜間無料)で泊まっていい、ということらしい。
梅田新道交差点に数十羽の鳩がたむろしている。時折一斉に飛び立つが、それをスマホで撮っている人もある。露天神社は狭く日当りも悪いので、ここで日光浴をしているのだろうか。ネットで検索すると、日本橋北詰も同様らしい。
http://fukunishi.blog.jp/archives/19220530.html
鳩は排気ガスを吸うのが好きなのか。とまりやすいものがあれば、どこでもいいのか。
『全集樋口一葉』全四巻(小学館)を超安値で買った。四冊で900円。実際には送料がかかるが、それでも一冊500円より安い。発売当初の定価が一冊1,900円だから、四冊を一冊分より安く買ったことになる。
驚いたのは、「前田愛」先生の名前入り献呈票が入っていたこと。第一巻のおおらかな字体を見て、「これが前田愛先生の筆跡か」と感動したが、二、三、四巻の文字と違う。私は前田先生の字を知らないので、どれが本人直筆のものなのか、わからない。
票の上には「謹呈」と印刷され、下半分に「前田愛」と書いてある。発売順に並べると、
①第四巻 昭和54年9月1日第一刷
     昭和54年9月10日第二刷
②第二巻 昭和54年10月1日第一刷
③第一巻 昭和54年11月1日第一刷
④第三巻 昭和54年12月1日第一刷
文字は全て万年筆だが、①は青、②はブルーブラック、③④は黒。
字体は①②が似ている。③はおおらかなのびのびとした筆使い。④は一番太いペン先だが、一番文字が小さい。③が一番大きい。①②はほぼ同じ大きさで字体も似ているが、インクの色が違う。
少なくとも①②、③、④と3人の筆ではなかろうかと推定する。③が前田先生本人の字だとすると、あとは誰に書かせたのだろうか。献本を受けた人は、この字を見てどう思ったのだろうか。
第四巻が九日後に版を重ねているのは、売れ行き好調だったのだろうか。
前田先生は、この八年後、平成を知らずして亡くなった。
40年以上前、東京に出た時は「東京は何て暖かいんだろう」と感動した。それでも冬の夜、足元が冷えるので「足温器」を買った。秋葉原の何か所か見ても五千円以下のものはなかった。高いなと思いながら購入したが、電気を入れると足裏部分が熱すぎる。温度調節はできず、オンかオフかしかなかった。
今アマゾンを見ると、当時の倍近く高くなっているが、強中弱と3段階に調節できるようだ。
https://www.amazon.co.jp/Sugiyama-ホット脚入れヒーター-電気足温器-NA-21SHZ-TA/dp/B00QR6TOV2/ref=sr_1_6?ie=UTF8&qid=1545690860&sr=8-6&keywords=%E8%B6%B3%E6%B8%A9%E5%99%A8
これに懲りて、以後は毛布で脚をくるみ、足元にはアンカの類を置くことにした。ここ数年は、フットヒーター+毛布。

今朝、自分の部屋で暖房を入れた。暖房といっても、足元の温熱ヒーター。クリスマスまで暖房を使わない、というのは記憶にない。地球がいかに温暖化しているか、ということがわかる。
江戸時代の文献を見ていたら、「継火」「呼火」という言葉が出て来た。「継ぎ火」とは、燃えている家から燃えさしの木材を持ち出し、道路を隔てた別の家に置いて類焼させるもの。鎮火しそうなのが不満で、火消しがこういうことをやったらしい。「呼び火」も同類だろう。
ドラマを見ていると、火災現場に集まった野次馬の写真を警官が撮っている。放火犯が野次馬に混じっていることがあるらしい。今は防犯カメラやスマホで証拠が残るが、江戸時代、「継火」「呼火」の廉で処刑された人は目撃者の証言によるのだろうか。「俺はやってない」「証拠があるなら出してみろ」などとシラを切る人はいなかったのだろうか。
大阪の牛丼屋の店員。注文は正確に聞き取ったが、復唱の発音に「?」が付く。ネイティブの日本人ではない。多分ベトナムあたりから来た人ではないか。去年、東京のコンビニ店員はほとんど外国人らしかったが、最近ではやはり牛丼屋などもそうなっているのだろうか。力士の中では鶴竜の日本語が非常にきれい。音声だけだとネイティブと区別がつかないくらいだ。
箸の使い方にもマナーがある。次のようなことはやってはいけない。宮武外骨『面白半分』第一号(昭和四年六月)より転載。
箸なまり 膾を食はんか、汁を吸はんかと箸を揚げて見合せ居る事
うつり箸 焼物を喰ふて飯を喰はず直に煮物に移る事
ねぶり箸 箸に附いた物を深く舐め取る事
こみ箸 箸にて口中へ食物を押し込む事
さぐり箸 汁の中にまだ何か有るやと探り見る事
こぢ箸 煮物又は汁の実など底にある物を箸にてこぢ起して喰ひ付く事
そら箸 喰はんとして箸をつけし物を止めて箸を引く事
さし箸 芋などを箸に突き刺して喰ふ事
せゝり箸 箸を小楊枝の代りとして歯をせゝる事
くはへ箸 汁椀などを受取る時箸を膳の上に置かず口にくはへる事
かき箸 箸にて頭をかく事
仏箸 箸を下に置かず飯の中へ突き刺す事
渡し箸 箸を茶碗の上に置く事
拝み箸 両掌にて箸を揉む人
たゝき箸 飯の代りを請求するに茶碗を箸にてたゝく事
※「せせりばし」について、『日本国語大辞典』には「箸でつつきちらして食べること。つつきちらして食べ残すこと。また、その食べざま」とある。
※ネットで「箸 マナー」で検索すると、「嫌い箸」のページがあった。◎印は外骨のにも出て来るもの。
http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~ioku/foodsite/hashi/manar.html
◎ねぶり箸 箸についたものを口でなめること
箸渡し     箸と箸で食べ物のやりとりをする。火葬の後で死者の骨を拾うときに同じ動作をするので縁起が悪い。
◎そら箸     食べようとして食べ物を箸でとったが食べずに元にもどすこと
にぎり箸 初歩的な持ち方、箸をにぎりしめて持つ持ち方。箸の機能を全く果たしていない。食事の途中でにぎり箸にすることは攻撃を意味して危険
二人箸    食器の上で二人一緒に料理を挟む
◎刺し箸     料理に箸をつきさして食べること
迷い箸     どの料理を食べようか迷い、料理の上をあちこち箸を動かす
指し箸     食事中に箸で人を指すこと
たて箸     死者の枕元に供える枕ご飯に箸を突き刺してたてるため周囲の人に仏事をを連想させてしまう。
◎探り箸    汁物の中を箸で探ったりして自分の好きなものを探り出したりする
重ね箸     一つのおかずばかり次々と続けて食べる
かみ箸     箸の先をかむ
◎移り箸     いったん取りかけてから他の料理に箸を移す
なみだ箸 箸の先から料理の汁などをポタポタ落とすこと、箸でとった食べ物から汁をポタポタ落とすこと
◎わたし箸 食事の途中で食器の上に箸を渡して置くこと。これをするともうご飯はいりませんという意味になる。
違い箸     異質の箸を一対にして使う
◎かき箸     箸で頭などをかく。不衛生で危険。
かきこみ箸 お茶碗を口に当てて箸で中のものをかきこんで食べる。
寄せ箸    食器を箸で手前に引き寄せる
◎たたき箸 ご飯を頼むときに茶碗をたたいて頼む
※私は外骨の言う「せゝり箸」をする人を見たことがある。こんなことをするのはろくでもない奴だ。
巡査という名称は明治七年二月から始まる。それ以前は「邏卒」と言った。この名残は今もある。子供の頃、近くのパン屋入口横に「警邏箱」というのがあった。今でも、「警ら箱」というのを見かける。警邏箱の中身は知らないが、昭和末からか、「警察官立寄所」と書いた紙がペタペタ貼られたことがある。警官が立ち寄っているのを見たことがない。その後、自転車の前籠に「パトロール中」と書いた紙を貼るのがはやった。パトロールなどしていない。「猛犬注意」という貼札と同様か。
かっぱ寿司の幟に「将軍御用達/本山茶」とあった。これはオカシイ。「将軍家御用達」と書かなければいけない。「宮内庁御用達」でなく「天皇御用達」と書いているようなものだ。
まぜそば屋が閉店廃業した。一年ももたなかった。駅近でなければ駐車場を用意しないとダメだろう。看板に大きな写真があったが、全然食欲をそそられなかった。少々の偽りがあっても、おいしそうに撮らなければダメだ。
ダイエーの青果売場でスイカを売っていた。丸ごと一個1,580円。夏より安い。どうなっているのか。
ダイエーの紳士服売場がなくなったので、アマゾンでズボン(スラックス)を注文した。ダイエーより安い。どうなっているのか。
樋口一葉『たけくらべ』の自筆原稿がオークションに出されるという。
https://mainichi.jp/articles/20181220/k00/00m/040/203000c
驚いたことに、全頁の写真が公開されている。
樋口一葉「たけくらべ」自筆完全原稿 全ページ
https://mainichi.jp/graphs/20181220/hpj/00m/200/001000g/10
金のない人は、これを見れば十分だろう。
出だしの「廻れば」の「廻」に「まは」ではなく「まわ」とルビが振ってある。翻刻する場合、一葉の指定どおり「まわ」とするのか、文語文だから「まは」でなければならない、一葉の間違いだとするのか。
第八節に「六つ五つなる女の子に赤襷させて、あれは紀の国おどらするも見ゆ」とある。「かっぽれ」という下卑た言葉を使わず、「あれは紀の国」とサラリと言うのはニクイ。
「尻込み」の「尻」に「ひり」とルビが振ってある。神戸の人で「しち」を「ひち」という女性がいるが、明治初期の東京下町でも「し」を「ひ」と言う人がいたのだ。
GoogleMapで田舎町を見ていると、物置兼駐車場のような小屋の入り口横に「神は心を見る」という札が貼ってあった。黒地に白抜き文字、「心」のみ黄色。「MayPeace……」というのは見たことがあるが、これは初めてだ。
調べると『旧約聖書』の文句らしい。
『口語訳旧約聖書』(1955年版)では「人は外の顔かたちを見、主は心を見る」となっており、『文語訳舊約聖書』(1953年版)では「人は外の貌を見ヱホバは心をみるなり」となっている。
【予告】郷原・八幡・池田緊急対談「どうなる?ゴーン事件の行方」
http://agora-web.jp/archives/2036245.html
という告知があった。
三人で語りあうのは「対談」とは言わない。
この人たちは「鼎談」という言葉を知らないのか。
昭和43・44年、人物往来社から「幕末維新史料叢書」が出た。国会図書館でも古本屋でも「全10巻」だが、某書奥付裏の広告では「全12巻」となっており、十一巻と十二巻が『幕末維新回顧談』だ。誰の、どんな回顧談が出る予定だったのだろうか。
人物往来社は平成二十年、新人物往来社となり、平成二十五年、中経出版に吸収されて解散したという。
ピーヒョロヒョロというので見上げると、トンビが田圃の上をゆったりと旋回していた。三度鳴いた。しばらく目を離して又見上げると、今度は二羽。またしばらく歩いて振り返ると、一羽。数分後に見ると、姿は消えていた。
「九十九折」は知っているが、「肱折」「膝折」という地名があるのには驚いた。前者は山形県、後者は埼玉県。「栞」も本来は「枝折」で、木の枝を折って道標としたことからのようだ。テレビドラマで金属製の栞が謎解明の鍵、というのを見たことがあるが、金属製の栞などは使う気もしない。
河合莞爾「『世界一ギャンブル依存症が多い』この国でカジノが失敗する理由」を読んだ。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57381
東京オリンピックとカジノ、大阪万博とカジノの関係がよくわかった。
感心したのは次の一節。
日本は良くいえば「質素」な、悪く言えば「貧乏臭い」国だということだ。日本人が海外のカジノに行くのは、日本では味わえないゴージャスさを味わうためだろう。では、日本でそれが再現できるだろうか? 私はできないと思う。海外ではどんなにお洒落な文化でも、日本に持って来た途端、貧乏臭いものになってしまうからだ。
いい例がゴルフだ。発祥地のイギリスをはじめとして欧米では紳士のスポーツだし、アジアの高級リゾートにあれば優雅なレジャーだ。しかし、これを日本に持ってくると「ナイスちょっと」「三浦届かず」「あわや乗り子」「やっちまった商店街」などの駄洒落が飛び交い、いきなり庶民感満載になってしまう。
競馬もそうだ。欧米ではセレブが正装で嗜むレジャーのはずなのだが、日本では「道端」「煙草」「耳に赤鉛筆」「缶チューハイ」「予想屋」「ノミ屋」「演歌」「オケラ街道」といったメージがつきまとう。
そして、日本人が無理やり何かをゴージャスにしようとすると、必ずヘンなものになってしまう。デコトラや痛車、巨大温泉旅館や銀座のクラブや秘宝館やロボットのいるレストランを思い出してほしい。悲しいかな、これが日本のゴージャスだ。
カジノだけが、日本に来ても海外と変わらずゴージャスなままでいられるだろうか。そんなはずがない。日本のカジノでは、「幸運の女神は、今夜は微笑まなかったみたいだね」などという台詞が囁かれることを期待してはいけない。隣のオジサンに「あ~あ、もうウチ帰ってイモ食って屁ェこいて寝よ!」というボヤキを聞かされるのが関の山だ。
映画「レインマン」で兄弟がラスベガスに乗り込む所のキラキラ感。一流ホテルと同様、パチンコやカジノに出入りする際は正装しなければならない、という法律を作るべきだ。
スキャナの「給紙ローラーキット」が届いた。年末繁忙期でやや配達が遅れた。取り替えは簡単にできた。古いほうのローラーは摩滅しているようには見えない。交換しても20万枚オーバーのメッセージが出る。ソフトでカウンターをリセットしなければならないようだ。悪戦苦闘の末、やっとリセットできた。もしかすると、部品を交換せずにカウンターだけリセットすれば、そのまま使えるのではなかろうか。
今年の夏秋、CMで、千鳥大悟がノブに対して「きさまは?」と言うと、ノブが「きさま!」と驚くのがあった。
「きさま」というのは漢字は「貴様」と敬っているかのようだが、軽蔑的に使うことが多い。ノブが驚くのは当然。
佐倉藩の御留守居役であった依田百川(学海)によると、留守居役同士の言葉遣いは、相手のことは「御手前様」、自分のことは「自分」、藩主のことは「主人」「旦那」「旦那様」、相手の藩のことは「お家様」、下輩に対しては「貴様」と言うとある(『旧幕府』第四号。明治三十年)。
『和英語林集成』初版(慶応三年)にも、You,in addressing an inferior. とある。
『日本国語大辞典』には、「もと尊称の代名詞。のち、口頭語として一般化し、江戸時代後期以降は、同等またはそれ以下の者に対して用いる」とある。「同等」というのはどうだろうか。
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