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気が向いたら思いついたことを書いてみます
佐藤明が『柳橋新誌』の現代語訳をしている。大分県立芸術文化短期大学研究紀要第33巻(1995年)。
柳北序の「禿筆」を「先の禿げた筆」としているのには首をかしげざるをえない。『日本国語大辞典』の「禿筆」は「使いふるされて、穂先がすり切れた筆。ちびた筆」、『広辞苑』は「さきのすり切れた筆。ちびふで」、『明鏡国語辞典』は「穂先のすりきれた筆。ちびた筆」となっている。「禿げる」というのは毛が抜け落ちてしまうことだから、「先」が「禿げ」る、というのはあり得ない。
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中高時代は新潮文庫、大学で岩波文庫を買うことが多かった。古本屋巡りをするようになると、創元文庫という布地表紙のシブイものを手にしたような記憶があるのだが、ネットで検索すると、「創元推理文庫」しか出てこない。これはどういうことなのか。私は推理小説は読まない。念のため「日本の古本屋」サイトを見ると、創元文庫がたくさん出ているから、私の記憶に間違いはない。ウィキペディアを初め、「創元文庫」の解説がないのは不審。
今日は、「誠文堂文庫」なるもののあったことを知った。私は手にしたことがない。小川菊松の「誠文堂文庫発刊の辞」(昭和七年八月)によると、
旧10銭文庫中の優秀本を増補改訂
したものだという。
小川菊松『出版興亡五十年史』(昭和二十八年)には、次の記述がある。
 十銭、廿銭の小型文庫は、売れさえすれば、これ程手がけよい、楽な仕事はない。が百巻二百巻の叢書となつて見ると、各巻のストツクを用意するだけでも容易なことではない。そこへ競争者が出たり、飽かれたりすると一気に行きつまつて、案外にその尻が大きい。底知れずの地獄落しといつた形になる。わが誠文堂でも、昭和八年に、「誠文堂十銭文庫」を企画し、短期に百冊を出版して主だつた小売店に陳列ケースを提供したりして、相当華美な宣伝等を試みたのであるが、期待した成果は得られなかつたし、調子に乗つて地獄落しの馬鹿を見てもツマラヌと思つて、残本か出ぬ程度に売り抜けて、後腐れなく打ち切つてしまつた。事実十銭本であれば、二万や三万の売行きでは、丸々儲けたところが知れたもの、身にも皮にもつかないし、気骨ばかりは一人前以上に折れるのだから、長くは続ける気にならなかつたわけである。
 アカギの十銭文庫は、ドイツのレクラム版にヒントを得たものであろうが、このレクラム版の方式をソツクリ模倣して、★一つ十銭という廉価の大叢書を作つて成功したのは「岩波文庫」である。大正年代から二十余年に渡つて二千数百巻を発行し、今なお盛〈サカン〉に出版して益々声価を高めているのは偉いもので、まさに文庫としても王座の揺がぬものであるが、これは内容がいれも生命のあるというばかりでなく、用紙も最上質、印刷が鮮明で、蔵書家の愛好をそゝるに足ることも、この文庫が永く飽かれずに来た原因の一つであろう。事変から戦争中にかけて、用紙の統制が厳しかつた時代にも、岩波文庫は、遂にこの紙質を落さなかつたところを見ると、どの位紙のストツクがあつたのかと驚かされたものである。
この回想の
昭和八年に、「誠文堂十銭文庫」を企画し
というのは間違いで、昭和五年から七年にかけて出したものである。小川菊松は岩波の真似をして十銭文庫を出したものの、早々に撤退し、売れ行きのよかったもののみ若干を「誠文堂文庫」として出したもののようだ。「日本の古本屋」で検索すると、十三点しかない。「新文芸辞典」「川柳入門」以外は、ハウツーものだ。

昭和時代の岩波文庫を現在手にしても、紙質の良さなどというものは全く感じないが、やはり半世紀近く年代を経ると衰えるものなのか。現在の岩波文庫の紙質はよい。岩波新書の紙よりも薄くて艶があり、すばらしいものだ。何年で艶が落ちるのだろうか。
現在では、パソコンでの誤変換が印刷物になってしまうのが問題だが、活版・写植の時代には、手書き原稿の「くずし字」が誤植の原因となることが多かったようだ。先に挙げた、川崎房五郎『明治東京史話』で、「伊勢の外宮」とあるべきものが「外客」となっていたのは、恐らく、川崎の「宮」のくずし字が、文選工・植字工には「客」と見えてしまったのだろう。『新潮国語辞典』初版で、ある項目の解説に「趣句」という表現があった。「趣句」などという言葉はない。原稿執筆者は「趣向」と書いたのだが、「向」がくずし気味だったので、印刷所では「趣句」としてしまった、校正(何度かやったばすだが)でも見落としてしまった、という所だろう。
「宮」の書体さまざま
http://codh.rois.ac.jp/char-shape/unicode/U+5BAE/
「向」の書体さまざま
http://codh.rois.ac.jp/char-shape/unicode/U+5411/
新聞の経済欄はほとんど見ないが、朝日新聞の「経済気象台」だけは読んでいる。今日の「呉田」氏のコラムは、「経済」の名に反して、「アベ政治」批判だ。
権力に擦り寄る「虎の威を借るキツネ」や追従・忖度の輩ばかりが増え、もはやマスコミにもあえて異を唱える勇気のある者の姿はほとんど見当たらない。
というのは、全く同感だ。
私の子供時代は、お菓子の量り売りが多かった。紙袋に入れてくれるのだが、食べ終わると、それを膨らまして、ポンと打ち割って音を楽しんだものだ。そのうち、ほとんどがパッケージ入になってしまった。今の子は「猫をかんぶくろに押し込んで」という意味がわかるのだろうか。
紙縒を見なくなって久しい。子供の頃、母親に作り方を教わったが、うまく行かなかった。煙管の掃除に作った記憶はある。紙縒の頑丈版が元結・水引らしい。紙縒一本ではどうなるものでもない。多数組み合わせた工芸作品があるようだ。
酔多道士『東京妓情』(明治十六年)に、
柳橋妓はそ〈注:薩長出身の政治家・役人等〉の左右する所となるを屑とせず多く臂銃の八を喰はせたるより
とある。「臂銃」は文字どおり「ひじでっぽう」。しかし「八」とは何だろうか。
『日本国語大辞典』に、
はちを食う
(「はじ」に「はち」をかけた語か)振られて恥をかかされる。恥をさらす。
とあった。「はぢ」と「はち」は濁点があるなしの違いのみ。
川崎房五郎はウィキに載っていないが、『東京都公文書館調査研究年報(2015年第1号)』に、
昭和25,26,27年の東京都職員名簿をみると、当時、市史編纂室の中堅スタッフであった鷹見安二郎と川崎房五郎は、文書課文書係に所属する事務吏員となっている。
とあった。
川崎房五郎『明治東京史話』は、わかりやすく書かれた、おもしろい本だが、誤植があった。245ページに、
森有礼が伊勢の外に参拝し
とある。昭和四十三年桃源社発行。印刷者が社名ではなく、「川瀬壬子」と個人名のような感じだ。ネットを見ると、東京都千代田区神田鎌倉町13にあった「鎌倉印刷」か。ここの誤読・誤植だろう。著者川崎も校正で見逃してしまった。
人間脳の記憶容量は、250GBだという。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/251514
私のPCには、この倍以上のデータが入っている。
昔は記憶力に優れた人の勝ちだったが、今はPCでこれを補うことができる。
昨夕、テレビで「はねず色」をテーマにした襖絵を放送していた。
朱華(はねず)とは、黄色がかった薄い赤色のことです。『万葉集』にもその名が見られる由緒ある伝統色で、他に『波泥孺』『唐棣花』『棠棣』『翼酢』などの字が当てられることもありました。
https://irocore.com/hanezu/
ウィキには、
唐棣とは、庭梅(或いは庭桜)またはザクロの花の古名。
とある。
「はねず色」に輝く絶世の美女の生涯
https://www.asahi.com/articles/ASM343RK0M34PTIL008.html
シャープペンシルを初めて使ったのは、60年近く前。友達が、「駄菓子屋で50円のシャープペンシルを売ってる。これだよ。安いだろ」と見せてくれた。50円は安いと思った。ただ見栄えはよくなく、艶のないブリキ製の太いものだった。繰出式かノック式か覚えていないが、多分繰出式だったのだろう。芯をとがずに済むのは感動的だった。ただ、その駄菓子屋では替え芯などというものは売っていなかったので、入っていた芯がなくなったらお役御免になったと思う。中高大では別のを買って試験の時に使ったが、それ以降ほとんど使っていない。
読売新聞の阿諛追従ぶりが明らかとなった。
新元号発表で露呈、読売新聞の“安倍政権の広報機関”化
https://biz-journal.jp/2019/04/post_27376_2.html
塚田某の発言によって、自民党政治家はヤクザ同様の精神であり、地元利益誘導の権益政治を行っていることが明らかになった。
https://blogos.com/article/369000/
下記の記事から見ても、読売新聞が権力者にすり寄り、忖度していることは明らかだ。
「新元号の原典は漢籍」に喜んだ朝日
http://agora-web.jp/archives/2038141.html
こんな新聞が最大発行部数だというのだから、日本のお先は真っ暗だ。
塚田某が自ら「忖度した」と認めた。新元号についても、マスコミは首相や政府のことを忖度しているのではないか。真の典拠が『文選』であるにもかかわらず、天声人語まで「万葉集」「万葉集」とはしゃいでいる。真実を伝えるのがマスコミの役割だろう。
首相はなぜ原出典の『文選』を隠し、『万葉集』と言い張るのか。それは『文選』の張衡「帰田賦」の内容にある。これは張衡が官を辞して田舎に帰った時の賦だ。首相は選挙で大敗し下野した「悪夢」を思い出させるこれを出典としたくなかったのだろう。病気が重り退陣した「悪夢」を思い出させるこれを出典としたくなかったのだろう。それらの再来を恐れているのか、感知しているのか。
宮崎タケシが、政府の「孫引き」を非難している。
「令和」の元ネタは中国の古典なのに…
https://blogos.com/article/368002/
いくら『万葉集』と言い張っても、『万葉集』の注釈に「『文選』による」と書いてあるのだから、『文選』を隠すのはフェアではない。首相・官房長官等が大学で文献引用のまともな教育を受けなかったことが明らかになった。国辱的元号典拠説明である。因みに、首相は成蹊大学、官房長官は法政大学出身。
森銑三『明治東京逸聞史』1(平凡社東洋文庫)290頁に、
菊五郎が舞台で、ほんものの猿を使って、まんまと失敗した。
とある。これはおかしいのではないか。
『日本国語大辞典』には、
〘副〙 (「うまうまと」の変化した語) やり方が非常にうまいさまを表わす語。ものの見事に。首尾よく。現代では、悪事や企みが巧妙に行なわれるさまをいうことが多い。
とある。この定義に従えば、「まんまと」は、思いどおりにうまく行く場合に使われる。
しかし、太宰治は、
まんまと私は、失敗した。『女の決闘』
まんまと失敗したのである。『花燭』
と書いている。これは森銑三と同様の表現だ。思いどおりでなくとも、うまく行かなくても、程度を強調する表現としても使われたようだ。
もし、慶応の次の元号が「令和」だったら、江戸っ子は、
官房長官に任せておけばいいのにしゃしゃり出やがって、
全く和令(われえ=笑い)たくなるゼ。
などと言ったことだろう。
「和」のつく年号は多い。
承和(平安時代)
仁和(平安時代)
応和(平安時代)
安和(平安時代)
寛和(平安時代)
長和(平安時代)
康和(平安時代)
養和(平安時代)
貞和(南北朝)
文和(南北朝)
永和(南北朝)
弘和(南北朝)
元和(江戸時代)
天和(江戸時代)
明和(江戸時代)
享和(江戸時代)
昭和
令和
十八回全部下の方に現れている。248のうち18というのは多いだろう。
昼前、人出が少なかった。ホームセンターでもドラッグストアでもレジに並ぶ必要がなかった。客はまばらだった。散歩する爺さん婆さんも見なかった。車も少なかった。思うに、新元号の発表を待ってテレビにかじりついていたのだろう。今度の東京オリンピックでも同様になるだろうが、それは暑さのせいで外に出ることができないからだろう。
三好一光『江戸東京風俗語事典』に「玉ころがし」の項目がある。これによると、『明治事物起原』に引く『横浜ばなし』(文久二年)、『横浜奇談』(文久三年)、『異人玉ころがしの図』(明治三年)は、いずれも「玉突き(ビリヤード)」のことだ。成島柳北『航西日乗』明治六年条、『雷名競』(明治十二年)には「衝突(たまつき)」「玉突」とある。東京では、明治十八年に店ができたという。以上、三好一光『江戸東京風俗語事典』によった。
ビリヤードでない「玉ころがし」もある。
篠田鉱造『幕末明治女百話』(岩波文庫)に、「その間にあなた、『玉ころがし』というものがありました。……台に穴が六つありまして、六つの玉を転がして、金の玉が金の座へ入ると、一番よく、大きな金華糖の鯛を貰えますが」とある。これはパチンコの平面版のようなもので、スマートボールの一種ではないか。
明治二十五年には、『玉胡盧雅誌』という雑誌が出た。一頁の挿絵を見ると、直径1メートル足らずの玉を転がしている。運動会の玉ころがしのようなものだ。しかし、金升の「発行の告条」には、「近き頃流行物の一と聞えし遊戯にして今は玉つきに奪はれたれど」とある。これは、「昔は『玉ころがし』と言っていたが、最近は『玉突き』と言うようになった」という意味だろうか。
「春眠」とはよく言ったものだ。この所、快適な睡眠が続いている。睡眠・栄養・運動が健康の基本らしいが、「運動」については不足だろう。運動しながらでは本は読めない。
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