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気が向いたら思いついたことを書いてみます
中学の理科で「碍子」を習った。電柱を見上げて「あれが碍子か」と思っただけで、意味までは考えなかった。絶縁体を何故「碍子」と言うのか。「碍」は妨害する、邪魔する、ということで、電気の通りを妨げる邪魔な物、ということだった。「障害」を「障碍」と書き換えても、「碍」の字にはプラスイメージはない。
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日本古典文学大系を1円+送料で買った。六十年近く前の本だから、当然だ。アマゾンで検索すると、古典大系の数十点は1円、その他は数十円で買える。ところが、「日本の古本屋」サイトでは200円未満のものはない。古本屋にもいろいろあるようだ。
新日本古典文学大系となると、「日本の古本屋」では某書店が300円で売り出している。しかし、送料は510円だ。一冊千円近くなる。
某書店のコンディション説明に「通読可能です」とあった。通読不能なものを売りに出してはいけないだろう。「読むには問題ない状態です」という意味なのだろうが、表現がマズイ。
公文書に「障碍」使用へ、宝塚市 全国初、4月から運用
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190205-00000008-kyodonews-pol
兵庫県宝塚市が障害者政策などに関する公文書に「障碍」の表記を使う方針を決めたことが4日、市関係者への取材で分かった。市によると、常用漢字表にない「碍」の文字を公的に使用する自治体は全国初とみられ、4月から運用を始める。一般的に法律や公文書で使う漢字は、常用漢字表が基準となっている。宝塚市もこれまで条例の条文では常用漢字表にある「害」を使用してきた。一方で「この文字は障害のある人に問題があるかのような否定的なイメージがある」として、市のホームページや広報資料では「障がい」と平仮名書きにして使い分けてきた。
宝塚市のやることに理はない。自分の勝手なイメージで表記を変えようとする愚策である。
「害」という字には、「害悪」「害毒」「損害」など悪いイメージがあるから「碍」に変えようというのだろうが、それでは「碍」はどういう意味を持つのか。『漢語林』によると、「碍」は「礙」の俗字だ。「礙」は「さまたげる。さえぎる。じゃまをする。また、さまたげ。じゃま」という意味だ。つまり「害」と同じだ。「害」は悪いイメージがあるからよくないが、「碍」は学校で教えないから普通の人は知らない、だから悪いイメージを抱かないだろう、という目先のごまかしにしか過ぎない。「障害」も「障碍」も「障礙」も、同じことなのだ。わざわざ変更するのに意味はない。
「障がい」という交ぜ書きが具合悪いのなら、「しょうがい」「ショウガイ」と仮名書きにすればよい。「がい」を離れたければ、「特定弱者」と新語を造るか、あるいはカタカナ語で「ディスエイブル」としたほうがマシではないか。
石川さゆり「恋は天下のまわりもの」(なかにし礼作詞)に都々逸が出てきた。
一番
紐でしばって鳥籠に入れて
鍵をかけたいうちの人
二番
何処にいるのよ未来の夫
たぐり寄せたい赤い糸
福津市から郵便が来た。知らない町だ。調べると、北九州市と福岡市の間。宗像市と古賀市の間。宗像は聞いたことがあるが、古賀市も福津市も知らなかった。
富津市は知っているが、福津市は「ふくつし」と読むようだ。「不屈」に通じて、いいかも。
小学一年の夏休み、親戚の家に行った。お小遣い十円を貰うと、向かいのお菓子屋に行ってボーロを買った。他の菓子より値段が高いのか、小袋一杯だった。
『武江年表』弘化三年(1846)に
去年霜月頃、まるぼうろと云ふ菓子をうりありく者あり
とあるので驚いたが、『日本国語大辞典』を見ると、

室町末期に南蛮菓子の一種として日本に伝えられ、ボールと呼ばれていた。早くから商品化され、日本橋の菓子司桔梗屋の天和三年(一六八三)の目録に「ごまぼうる」「丸ほうる」と見える
とあった。
平成六年、日本でジャポニカ米が不足し、タイ米を輸入した。我が家でもタイ米を食せざるを得なかったが、味には不満が残った。
江戸時代にも、タイ米を輸入して下層民に配給したことがあったようだ。
『瓊浦又綴』寛文十二年八月二十日の条に、
しやむ米千五百十五斤、町中へ御預け成被候、両町かしや廿五人に遣候。
とある。
『俗耳鼓吹』に
手れんいつはりなしと桃灯に書しは、いにしへの遊女奥州、ずるけなしと張札せしは今の講釈師馬谷なり、みれんなしは、芝居三階の餅の名、かけねなしは現金正札なり。
とある。
今、「……なし」という広告があるだろうか。
中学二年の時、「瓜に爪あり爪に爪なし」と教わった。
大田南畝『半日閑話』安永五年に、
○てこずる
窮困 コマル事をテコズルといふ語流行す
とある。
『広辞苑』には、
(安永1772~1781)頃から始まった流行語)
とある。
三遊亭円生の落語で、
手古鶴
という名のおいらんが登場したのには笑った。
出版状況クロニクル129(2019年1月1日~1月31日)
http://odamitsuo.hatenablog.com/entry/2019/02/01/000000
に、
5.大阪の天牛堺書店が破産。負債は18年5月時点で16億4000万円。
 天牛堺書店は1963年創業で、新刊と古本を中心とし、CDや文具等も扱い、大阪府内に12店舗を展開していた。
とあった。
「日本の古本屋」を通じて何点か買ったことがある。道頓堀にあった天牛書店(今は江坂が本店)とは無関係とのこと。紛らわしい名前をつけたものだ。「天牛」とはカミキリムシ。カミキリムシのキーキーギシギシと体がきしる音は忘れられない。
朝日新聞が訂正した。
訂正して、おわびします
2019年1月27日05時00分
▼25日付スポーツ面「日清広告、『関心無い』」の記事で、大坂なおみ選手の発言内容が「なぜ多くの人が騒いでいるのか分からない。この件についてはあまり関心が無いし、悪く言いたくない」とあるのは、「騒ぐ人たちのことも理解はできる。この件についてはあまり気にしてこなかった。答えるのはきちんと調べてからにしたい」の誤りでした。大坂選手の英語での会見内容を、誤って訳しました。
これは「訂正」には違いなかろうが、「誤って訳し」た「誤訳」と言えるのだろうか? 全然内容が違う。悪意訳ではないか。
今朝のNHK「マイあさラジオ」でのリスナーメール。天井裏の鼠に悩まされ、いろいろ策を講じたがダメ。動物園に虎の尿を分けてもらいに行くという。鼠が虎の尿を嫌うということがどうしてわかるのか。ネットを見ると、害獣対策として、狼、ライオン、オオヤマネコなどのアニマルピーが販売されている。虎の尿は市販されていないようだ。果たして効果があるかどうか。
明治十二年頃、「税」のことを「ハノオルロ」と分解して言うことがはやったようだ。
『団団珍聞』第百三号(明治12年4月12日)に、
税と云字を分析したら歯でも立無(たたない)ハノオルロ
という都々逸をはじめ、狂歌川柳がハノオルロを詠んでいる。
『団団珍聞』第九十九号(明治12年3月15日)に
戀といふ字を分析すればいとしいとしといふ心 大阪武陵
とあった。
前出の
泥水に浮つ沈つ彼孑孑は心苦労して蚊々と成
も 大阪武陵 の作となっている。
森繁久弥は、
ボウフラが人を刺すよな蚊になるまでは泥水飲み飲み浮き沈み
と歌ったが、
『団団珍聞』第八十四号(明治11年10月26日)に、
泥水に浮つ沈つ彼(あの)孑孑は心(しん)苦労して蚊々と成
という都々逸が載っている。
今は「経済アナリスト」などという職業までできているが、「分析」というのは大事である。『舎密開宗』にも出てくるが、「分析」というと化学・物理のにおいがする。明治初期、科学の教科書に載ったのか、「分析」という言葉が流行したようだ。これに飛びついたのが都々逸子。

文字分析都々逸
櫻といふ字を分析すれば二貝(二階)の女が木(気)にかかる
戀といふ字を分析すればいとしいとしと言ふ心(『団々珍聞』? 未調査)
松といふ字を分析すれば君(公)とぼく(木)との差し向かひ
癪と云字を分析すれば主ゆゑ病が積(つむ)とかく
(『新撰端唄都々一集』明治十八年八月)
呑といふ字を分析すれば二人口とはうまいさけ
(『新撰音曲独稽古』明治二十年)
女と云字を分析すれば浮世のがれぬくノ一ツ
(『大津ゑ入都々逸』明治二十三年)
妾といふ字を分析すれば家に波かぜ立つ女
(『滑稽新聞』第百五十八号「科学情歌」明治四十一年三月五日)

心情分析都々逸
先のこころを分析すれば啌と実との七ト三
(『声くらベ 二編』明治八年)
恋の性質分析すれば愛素好素(すいそ)でなしたなか
(『開化新撰都々逸』明治十三年)
恋といふ字を分析すれば苦らう七分にらくが二分
(『〔一粒精選〕都々逸集大全』明治十八年四月)
化学術でも分析出来ぬゝしとわたしの親和りき
(『〔一粒精選〕都々逸集大全』明治十八年四月)
惚たといふ字を分析すれば色と欲とのふたごゝろ
(『〔一粒精選〕都々逸集大全』明治十八年四月)
森銑三は回数を「十回」と間違えている。「花柳界の女傑」の連載は十二回だ。
では、森はどうしてこのような間違いを犯したのか。実は、森の引いた記憶力の話が第十回目(八月二十八日)だからだと思われる。森はこの話に感動してメモを取り、それ以降を確認しなかったのではないか。あるいは二十九日を見たが何もないので、「これで終わり」と思ったのか。実は三十日が第十一回、三十一日が第十二回で末尾に(をはり)とある。
『都新聞』の記憶力に関する記述は次のとおりである。
お倉が常に後輩の女将や芸者に口を酢くして教へし客商売する者の格言とも言ふべきは、お客の名前は譬へ一度逢つた人でも決して忘れぬやう心得べし、再び逢ひたる時其の名前を呼ばれて嫌な気持をするものは決してなしといふ程に、お倉の強記は驚くばかりにて、大一座にて逢ひたるお客にても其名を記憶せざりしものなかりしといふ程なりき
森銑三『風俗往来』(中公文庫)の
明治四十三年九月の「都新聞」では、亡くなったお倉の逸聞を、十日間に亙って連載している
という記述は間違いであった。
お倉は明治43年9月11日に亡くなったが、その後の連載は
「死せる富貴楼お倉」が九月十二・十三・十五日の三日間である。
生前に連載された「花柳界の女傑」は明治四十三年八月五・六・八・九・十・二十三・二十四・二十六・二十七・二十八・三十・三十一の十二回である。
森は回数も間違っているし、月も間違っている。どうしてこのような間違いをしたかというと、「花柳界の女傑」連載第一回の三面の柱が「明治四十三年月五日」と間違っていたからである。「八月五日」とあるべき所を「九月五日」とした。それを森が鵜呑みにしてしまったのだ。
ちなみに、「花柳界の女傑」の第五回と第六回の間が2週間近く空いているのは、洪水で東京下町が被害を受け、その報道に紙面を取られたためである。
森銑三『風俗往来』(中公文庫)に次の一節があった。
明治という時代には、料理屋の女将までに、えら者が出ている。富貴楼のお倉などは、その一人だったといおうか。このお倉は、大一座の時に逢った客の名前までも、実によく覚えていて、忘れなかったそうである。それでお倉は、お前達も、一度でも見えたお客さんの名は、忘れないようにおし。二度目の時に、自分の名を呼ばれて、いやな気持になる人はないからね、といっていたそうである。
明治四十三年九月の「都新聞」では、亡くなったお倉の逸聞を、十日間に亙って連載しているのであるが、その中に右のような一事が見えている。
ところが、「都新聞」明治四十三年九月にはそんな話は見当たらない。「死せる富貴楼お倉」という連載は、九月十二・十三・十五日の三日間で、話題は「おさだ」のことだ。記憶力の話は、「都新聞」の別の月にあるか、あるいは別の新聞雑誌か。
今朝のNHKラジオ深夜便で、作曲家の池辺晋一郎が面白い洒落を言った。
「天才ですね」
と言われ、
「甜菜でなくて砂糖黍ぐらいです」
と返した。
もし、テンサイのほうがサトウキビより甘いとかすぐれているとかいう事実があるのなら謙遜になるが、そうでなければただ話をそらしただけになる。
見附市から郵便が来た。「見附市」など知らなかった。
調べると、燕市・三条市の南、長岡市の北、出雲崎町の東だ。昭和二十九年にできたという。
今日の炎鵬・志摩ノ海戦で、炎鵬が志摩ノ海の「たてみつ」をつかんだ。まわしがかなり右へズレたが、行司が炎鵬の手をつかんで結び目の方へ移した。「お前はタテミツをつかんだから失格」と試合途中で宣告できないのだろうか。その後炎鵬は結び目付近をつかんだまま投げを打って勝った。試合後でもいいから、審判が「失格」と判定できないものだろうか。
『活版術階梯』(明治三十五年)九頁に活字の図があり、へこみ部分の説明には、
韯目とは、抦の一片に鑄なされたる凹線、(ニツク)
とある。
「韯目」「センモク」だろう。
『新漢語林』を見ると、
韯 は 韱 の俗字で、韱 とは、
①やまにら。山野に自生するにら。
②ほそい。
だという。「韯目」は「細い溝目」といった所だろうか。
三省堂ホームページ「活字と組版」には、
ネッキ
とある。
https://www.sanseido-publ.co.jp/conts/type.html
ネッキとは、『日本国語大辞典』を見ると、
活字の軸の一面に刻まれている溝。文選、植字の時、活字の背腹・大小・書体などの区別がしやすい。
という説明がある。別称などは書いてない。
ニックもネッキも似たようなものだ。
明治時代の文選工・植字工は何と言っていたのか。センモクかニックかネッキか。
今日の朝日新聞大阪版38面に「黎子」という人が出ていた。ルビなし。「黎」は常用漢字ではない。人名用漢字にはルビを振らないという朝日の方針があるのか。しかし、31面で「倶子」にはルビが付いている。共に人名用漢字でありながら、「黎」には振らず、「倶」に振るというのは不統一ではないか。10面では「愛」に「あい」、「昭」に「あきら」とルビを振っている。これは必要だろうか。社会面とスポーツ面とではルビの方針が違うのか。常用漢字でも表外読みの「美悠」「美宇」「美誠」「博生」「尚史」にはルビがある。
日清のカップヌードルは底に「フタ止めシール」があって、これを引っ張ると透明の包装プラが破れ、剥きやすくなる。と共に、お湯を注いだフタを止めるシールにもなる。これは便利だが、他のメーカーにはこれに類するものがついていない。特許を取られていて真似できないのだろうか。
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