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気が向いたら思いついたことを書いてみます
「箱抜き」という言葉がある。手許の辞書には載っていない。ネットを検索すると、建築用語ばかり出てくる。
目に入った用例は二つ。
中里介山『大菩薩峠』「新月の巻」に
「聞き手があなたじゃ張合いがないけれど、でも、あなただって芸者のうたを聞いて悪い気持はしないでしょう――今日はわたし、全くつとめ気を離れてうたって上げることよ、ところがところですから、箱ぬきで我慢して頂戴――今度は新しいところをお聞かせしてあげるわ、これは、御贔屓になった夕作さんという土地の通人がこしらえたうたなのよ――古風なのと違って、また乙なところもあるでしょう、おとなしく聞いていらっしゃいね」
とある。ここで女は口三味線で歌うので「箱抜き」の「箱」とは、三味線のことか。「箱」のこの意味は『日本国語大辞典』にある。
『上野繁昌史』に、
(笑福亭は)戦後は花街の前途を危ぶみ、箱抜きの料理本位の店となってしまった。
とある。ここでは、芸者を呼ばず、料理のみということだろうから、「箱抜き」の「箱」は芸者のことか。「箱」のこの意味も『日本国語大辞典』にあるが『広辞苑』にはない。
「猫」「箱」共に、「三味線」「芸者」の両方を指した。
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