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気が向いたら思いついたことを書いてみます
三好一光『江戸東京風俗語事典』に「玉ころがし」の項目がある。これによると、『明治事物起原』に引く『横浜ばなし』(文久二年)、『横浜奇談』(文久三年)、『異人玉ころがしの図』(明治三年)は、いずれも「玉突き(ビリヤード)」のことだ。成島柳北『航西日乗』明治六年条、『雷名競』(明治十二年)には「衝突(たまつき)」「玉突」とある。東京では、明治十八年に店ができたという。以上、三好一光『江戸東京風俗語事典』によった。
ビリヤードでない「玉ころがし」もある。
篠田鉱造『幕末明治女百話』(岩波文庫)に、「その間にあなた、『玉ころがし』というものがありました。……台に穴が六つありまして、六つの玉を転がして、金の玉が金の座へ入ると、一番よく、大きな金華糖の鯛を貰えますが」とある。これはパチンコの平面版のようなもので、スマートボールの一種ではないか。
明治二十五年には、『玉胡盧雅誌』という雑誌が出た。一頁の挿絵を見ると、直径1メートル足らずの玉を転がしている。運動会の玉ころがしのようなものだ。しかし、金升の「発行の告条」には、「近き頃流行物の一と聞えし遊戯にして今は玉つきに奪はれたれど」とある。これは、「昔は『玉ころがし』と言っていたが、最近は『玉突き』と言うようになった」という意味だろうか。
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