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気が向いたら思いついたことを書いてみます
瀧川政次郎は法制史の専門家だが、著作の題目を見ると、中国史・日本史にも詳しく、遊女の研究までしている。驚いたのは、昭和27年から31年にかけて刊行された『粋人粋筆』にかなりのエッセイを載せていること。
坂崎重盛に『粋人粋筆探訪』という著書があるが、この本の内容は、
辰野隆・徳川夢声・池田弥三郎・岩田専太郎・木村荘八・清水崑・菅原通済・近藤日出造・神保朋世・鈴木信太郎・高橋義孝……この人たちを忘れては、あまりにもったいない! 戦後の貧しい時代に、豊に花開いた文芸。ユーモア・エスプリ・お色気は反骨と人間賛歌の証し!
と紹介されている。滝川の名が抜けている。
ウィキペディアによると、独身時代、某未亡人と月5千円で「通勤の娼婦」として契約していたというから、さもあらん、という所だ。
法制史・中国史・日本史は私の手におえない。柔らかいところだけでもまとめたいと思うが、滝川は1992年94歳で亡くなっている。著作権が切れるまで待つと、私は90を過ぎてしまう。滝川ほど長生きできれば、可能かもしれない。
『粋人粋筆』の滝川のエッセイは次のとおり。
粋人酔筆 続  1953
「李蓮英」「大阪小咄」「ひとり仕事とお握り」「女官蛙」「しようべん考」「続しようべん考」「夜這い神」「嗅ぎ煙草」「庄司甚右衛門」「金王八幡社の桜」
粋人酔筆 第3 1953
「道鏡巨根説の起源」「腹上死」「正月の吉原」「柏原益軒の情事」「白虎と白鶴」「忘八」「火の子止まる」「中村敬宇先生」「淫酒酒籌」「花魁・おいらん」
粋人酔筆 第5 1954
「ものいう馬」「かもじ」「宦官の妻妾」「やつこ女郎」「天竜川」「九軒の夜桜」「牡丹」
粋人酔筆 第6  1954
「表徳」「しし」「竹夫人」「子供の遊び」「秋の色草」
粋人酔筆 第七 1955
「信太妻」「有髯の男子」「指腹婚」「芸者の線香代」「玄関の塩」「羊」「ドサくさ」「小町針」
粋人酔筆 第八 1955
「はだか」「山谷堀の紙洗橋」「宝恵駕」「口吸ひ」「きのたま」
粋人酔筆 第十 1955
「蚤とノミとのみ」「二挺剃刀」「船中粋事」「色香」「白虎と青龍」
粋人酔筆 第十一 1956
「法廷における洒落」「そら豆」「庚申の夜の禁忌」「妬婦津」「あけびの味」「都々逸」
この「都々逸」というエッセイで紹介されている都々逸は、次のとおり。
お亀買うやつあたまで知れる 油つけずに二つ折れ
神戸伝馬町箒はいらぬ 鯛屋お仲の裾ではく
妾は都々逸でまがれもしようが、主はお帳合いお気詰り
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