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気が向いたら思いついたことを書いてみます
花園大学「甲斐の名刹・恵林寺の至宝」展のパンフレットを見た。快川紹喜の「安禅必ずしも山川を須いず、心頭を滅却すれば火も自ら涼し」という名文句が紹介されている。この言葉は「火も自ら涼し」ではなく「火もまた涼し」の形で流布しているようだが、問題は「滅却すれば」の解釈だ。「已然形+ば」は「仮定」ではなく「確定」だ。したがって、現代語に訳すのであれば、「私は心頭を滅却しているので、火なんぞは熱くない」としなければならない。辞書類がことごとく「仮定」=「無念無想の境地に至れば」の形で訳しているのは間違いであろう。

日本国語大辞典
しんとう を 滅却(めっきゃく)すれば火(ひ)もまた=涼(すず)し[=水(みず)]無念無想の境地にいたれば、火さえも涼しく感じられるの意で、どのような困難、苦難も、それを超越した境地にはいれば、何でもないことにいう。

大辞泉
心頭(しんとう)を滅却(めっきゃく)すれば火(ひ)も亦(また)涼(すず)し
無念無想の境地に至れば、火も熱くは感じなくなる。どんな苦難にあっても、それを超越した境地に至れば、苦しいとは感じなくなるものである。

故事ことわざ辞典
心頭を滅却すれば火もまた涼し
【意味】心頭を滅却すれば火もまた涼しとは、心の持ち方ひとつで、いかなる苦痛も苦痛とは感じられなくなること。

三省堂 大辞林
心頭(を)滅却(めつきやく)すれば火もまた涼(すず)し
無念無想の境地にあれば,どんな苦痛も苦痛と感じない。
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