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気が向いたら思いついたことを書いてみます
『滑稽新聞』第二十九号(明治三十五年五月二十日)に、正岡芸陽の「四ツ目屋事件」という文章が載っている。
四ツ目屋事件とは何ぞや高等女学校教科書として文部省の検定を得たる「女学〈ママ〉国語読本」の中に石川雅望の筆になれる左の一節なり
さてそこを出でゝさまよひありくに佐々木の家の幕じるしかと思ふばかりなる紋つけたる軒あり薬ひさぐにや長命帆柱など金字の札をかけたり長命とは不死の薬なるべし帆柱とは何ならむもしくは風の薬といへるなぞなぞにやかゝるむづかしげなる薬さへ其意えて買ふ人のあればこそ営業となし世を渡るめれといとをかし
と、之れ長命或は帆柱なる淫薬店の店頭を写したる者也、苟も女子教育の読本中に斯かる淫猥なる記事ありとすれば、何人も其余りに滑稽なるに抱腹するを禁じ得ざるべし
編者落合直文は四ツ目屋を知らなかったらしい。落合のみならず、検定をした文部省のお役人(何人が担当したのか)ことごとくが知らなかったというのも妙だ。
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