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気が向いたら思いついたことを書いてみます
森銑三『明治東京逸聞史』1(平凡社東洋文庫)290頁に、
菊五郎が舞台で、ほんものの猿を使って、まんまと失敗した。
とある。これはおかしいのではないか。
『日本国語大辞典』には、
〘副〙 (「うまうまと」の変化した語) やり方が非常にうまいさまを表わす語。ものの見事に。首尾よく。現代では、悪事や企みが巧妙に行なわれるさまをいうことが多い。
とある。この定義に従えば、「まんまと」は、思いどおりにうまく行く場合に使われる。
しかし、太宰治は、
まんまと私は、失敗した。『女の決闘』
まんまと失敗したのである。『花燭』
と書いている。これは森銑三と同様の表現だ。思いどおりでなくとも、うまく行かなくても、程度を強調する表現としても使われたようだ。
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