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気が向いたら思いついたことを書いてみます
「右御礼まで」の「まで」とは何ぞや? という質問を受けた。とっさに「only」「だけ」の意味ではないかと答えた。気になって辞書を引くと、まちがってはいなかったようだが、もう一つ突っ込んだ説明のないのが気になった。限定的な意味はかなり薄れ、形式的に使われてるような気がする。下記のようにメールしておいた。


『日本国語大辞典』で「まで」を引くと、下記のようにあります。「右お願いまで」の「まで」は(4)の「取り敢えずお礼まで」と同じですから、強いていえば only の意味で間違いはありません。ただ、かなり形式的に使われるので、「だけ」のような限定的な意味合いは薄く、「お願いしておきますね」「お礼しておきますよ」のように念を押すような感じではないでしょうか。

まで 【迄】
〔副助詞〕
(4)体言または活用語の連体形を受け、それ以上には及ばず、それに限られる意を表わす。だけ。…にすぎない。→語誌(4)。「取り敢えずお礼まで」
*史記抄〔1477〕一一・老子伯夷列伝「道徳経と云も道徳の二篇まてぞ」
*寛永刊本蒙求抄〔1529頃〕一〇「我は使まででこそあれ、罪のないと云事は我は知ぬ者ぢゃぞ」
*歌舞伎・百夜小町〔1684〕二「少将様おはてなされたら〈略〉髪を切って後家を立つる迄ぢゃ」
*吾輩は猫である〔1905~06〕〈夏目漱石〉二「日記をつけるひまがあるなら椽側に寐て居る迄の事さ」

語誌(4)
(4)(4)の用法は、限界を指定することによって事態の及ぶ範囲の広がりを押えるものであり、その言外に暗示される効果は(3)の用法と裏腹である。この違いは表現形式にも反映し、(4)は(3)のような「…まで…述語用言」の形をとらず、「…は…まで(じゃ)」の形で述語となる。
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