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気が向いたら思いついたことを書いてみます
一人称謙遜語として「拙(せつ)」という言葉がある。今では落語でしか聞けないか。
『日本国語大辞典』は、
男性が自分をへりくだっていう語。近世の遊里などで、きどった表現として用いられた。
として『七偏人』の例を挙げる。
『広辞苑』は、
自分のことをへりくだっていう語。近世、幇間などが好んで用いた。
として『七偏人』の例を挙げる。
『七偏人』二編には、「拙も遅参に及んでは、其罪また軽からずス」とある。この場所設定は法恩寺橋通りである。現在の東京都墨田区石原4丁目、JR錦糸町駅の北西部。当然遊廓ではなく、語り手も一般人である。これは「きどった謙遜語」。
『粋の天狗』(明治二十七年)には、
ぜつひお供の仰せを拙へそして紙入お預り
という都々逸が載っているが、これは幇間である。
したがって、「拙」の説明としては、
男性が自分をへりくだっていう語。近世から明治にかけ、遊廓で幇間などが用いた。一般人も気取った表現として使うことがあった。
とでもすべきであろう。
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