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気が向いたら思いついたことを書いてみます
『日本国語大辞典』記述の不備を見付けた。
おだて【煽】〔名〕おだてること。扇動。「おだてに乗る」「おだてと畚(もっこ)には乗るな」
おだて【小楯】一楯 二(枕)地名「やまと」にかかる。
おだて【苧経】麻糸を経として編んだ敷物。
おだてに乗る そそのかしてある事をさせようとする他人の意図に添った行動をする。人におだてられてその気になる。
「おだて」関連項目は以上である。
しかし、日置昌一『ものしり事典』には、
むかしから諺に「おだてともつこに乗るものじやない」と言われているが、その「おだて」は煽てるの「おだて」の意味ではなく、牢獄における重病の囚人を乗せる紐のついていない、こんにちの戸板か担架のようなものであつてもつこは土をはこぶものをいい、これもやはり拷問などで身体の自由を失つた囚人などを乗せたものである。このように獄囚が本牢から病人牢の溜へさがるとき、おだてやもつこに乗せて移したため、そうした身分になつてはいけないという意味から生れたことばである。
とある。
別の文献には、江戸時代の牢内で病気になった者につき、
奉行所の招喚あれは土を荷ふもつこ若くはをだてに助けられ頑鈍、無智の非人に担がれ用捨なく動揺せられて奉行所に至る
とあるので、「をだて」が「もつこ」と同様のものであったことがわかる。
『日本国語大辞典』等の国語辞典は以前に出た国語辞典はチェックしているが、『ものしり事典』のような事典類、日置のような「大学大学院で研究者としての道を歩んだのではない人」の研究を重視していない。それが「おだて」の解説に露呈している。
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