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気が向いたら思いついたことを書いてみます
相当な地位にありながら「嘘」をつく人が増えている。世も末だ。
岡本昆石は『田螺の寝言』で次のように述べている。
嘘言つきの多い証拠
日本では昔から明治維新前まで武夫が誓をする書付には花押(かきはん)と云つて自筆で判を書いたり、血判と云つて左手の無名指(くすりゆび)の爪際を小鞆の先きで突切つて其血を姓名の下へ押付けたりしたが、当時は何の為か僧侶などにも花押を書いた者が有つた、併し血判はしなかつたらしい。所が維新後は花押と血判が廃つたと思へば、其替りに今度は何でも彼でも実印か認印を押さなれけばならないやうになつて五月蠅ことゝ云つたら噺にもならない。斯なに何にでも印を押す所はドコの国にも有りはしまい。殊に文人と歟画工と歟云はれる者に至ると支那風を真似て己れが描いた書画へ種々な印を幾らも押すから一人で十も二十も印を持つてゐる者は珍らしく無い。僕の考へでは斯なに日本人が何にでも印を押したり押させたりするのは嘘言つきが多い証拠だらうと思ふのだ。ダカラ外国人に対しても斯なに印計り的(あて)にするのは恥かしい訳だよ。
昆石の論理では「ハンコは嘘つきの始まり」ということになってしまう。昔は国会図書館で本を見せてもらうのにもいちいちハンコを捺さなければならなかった。今となっては信じがたいことだ。銀行の通帳のハンコがなくなったのも十年前ぐらいではないか。ハンコを持ち歩かなくても済むようになったのはありがたい。

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