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気が向いたら思いついたことを書いてみます
三宮のロードス書房から『古書目録 ロードス通信 第34号』を送ってきた。この店には20年ぐらい前によく行った。大地震以後は全く行っていない。それでも律儀に目録を送ってくる。ざっと見たが買いたいと思う本はない。
末尾の「ご挨拶」を読む。長いので、要所のみ摘記。

板東古書店主板東芳郎の心臓周辺の大動脈瘤破裂による死を告げるもの(電話)であった。55才だった。

(12月)30日朝、パソコンを点けたまま布団の上で倒れている板東が発見された。

神戸の震災後兵庫県古書組合に入ってきた。日本文学全般と日本史に興味を持っていなかったが、哲学を中心に洋書から古書全般の智識は、斑な面もあったが抜群であった。

古書組合に入会当初、明石で小綺麗な美しい棚作りの店をやっていたが、間島保夫の強烈な勧めで、阪急芦屋川駅近くの高家賃の店に移転した。古書「板垣」の跡を引き継いだもので風格のある良い店であったが、生かしきれず、間島保夫の死後すぐに退店した。その後、元町四丁目の半地下古書グループに入って、それなりに機嫌良くやっていた。

この「阪急芦屋川駅近くの高家賃の店」という記述を見て初めて「ああ、あの人か」と思い出した。大学から一番近い古書店だった。ロードス店主の記述からすると、あれは十年ぐらい前か。学校帰りにふと見ると古書店らしきものがある。入ると、店主らしき男がぬうっと立ってレジの前まで来て、私の様子を観察している。「いらっしゃい」でも何でもない。ふつう古書店主はレジに座って客を見て見ぬふりをするものだが、この人は違った。よほど久しぶりの客だったのだろう。1日に一人来るかどうかというような感じの店だった。
ロードスの倍以上はあろうかという、やや広めの店内を見てまわると、哲学の本ばかりだった。「哲学かあ」とつぶやきながら、私は店を去った。店主は質問があればすぐさま答えます、といった感じで立っていた。残念ながら、私には無縁の店であった。
ロードス店主は「高家賃の店」と書いているが、駅には近いが人通りはあまりなく、繁盛しそうな立地ではない。

阪急芦屋川駅近辺は道が細く、商売にはつらい所だ。今日見たら、中華料理屋が骨董屋になっていた。隣のブロックの鮨屋は店を閉じたままのようだ。


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